困ったこと35~機能が多過ぎて、何をどう使っていいかわかりにくかった

2024.02.19A0 生産管理

 生産スケジューラAsprovaには機能が多過ぎて「何をどう使っていいかわかりにくい」という声を聞くことがあります。さまざまな業種の要件に合うように機能をそろえていますので、結果的に多くなっているのは確かです。

 ただ、Asprovaは課題を解決するための手段です。まずは課題を明確にすることが重要です。そしてプロトタイプ(試行版)を作成して具体的な形にしていくことで、必要な機能が絞られ、使い方も少しずつ分かってきます。自社の課題も整理できると思います。

プロトタイプを作るには

 プロトタイプを作成するために、以下のステップでセミナー、トレーニングに参加してみたらどうでしょう。

 もっとも手軽なのは「製品体験セミナー」です。Asprova無料体験版を使って、日常業務を進める手順に沿って実際に操作しながら、基本的な機能をひと通り体験することができます。

 次の段階として「プロトタイプ体験セミナー」があります。直感的な操作でデータ入力を体験しながら、スケジューラで設定する内容を理解することができます。自社でのプロトタイプを検討する際の参考になります。

 さらに「実践トレーニング」の機会を設けています。Asprovaを実際に使用するまでに習得すべき中~高度の機能の説明をします。

 このステップを完了した頃には、最低限必要な機能が把握できており、自社の工程、資源を使ったプロトタイプを自力で作成できるようにもなっていると思います。

ナレッジセンターで探す

 プロトタイプを動かしてみることによって、実現したい計画要件がより具体的になってきます。

 実現に必要な機能や設定方法は、かなり多くの場合、弊社ウェブサイト上の「ナレッジセンター」で紹介されています。たとえば、よくある計画要件として、「納期遅れしないで連続生産する」などです。ナレッジセンターで、こうしたキーワードを検索すれば、関連記事が見つかり、疑問が解消できると思います。

 わからないことは記事にコメントすると、Asprovaをよく知る人から教えてもらえるかもしれません。

相談相手を見つける

 課題の解決には、ときにAsprovaの機能・設定で対応できない、あるいは、対応すべきでない場合もあります。

 自分で判断できない場合には、導入経験豊富な販売パートナーから良いアドバイスをもらえるでしょう。とくに難易度の高い要件については、経験豊富なコンサルタントの力を借りることも一案です。労力や社内人件費、試行錯誤の時間などを考えると、トータルコストはかえって安くなるように思われます。

まとめ

 Asprovaの機能をどう使うか検討するのは、あまり意味のない作業です。すべての機能を使うわけではなく、すべてを知る必要はありません。

 課題を明確にし、その課題に対して、機能をマッチングさせていくことが肝要です。その実現のために「プロトタイプ体験セミナー」や「ナレッジセンター」をご利用ください。

 外部環境、内部環境に変化に伴い、計画要件は変わるものです。Asprovaの機能の多さは、そうした変化に追随できる可能性を高めています。

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(了)


技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps