生産スケジューラ導入の旗振り役を任されたら

2022.11.25A1:生産計画・スケジューリング

 ペーパーレス化やテレワークの推進により、世間一般でもDXという言葉がすっかり定着してきました。製造業も例外ではなく、モノづくりに関する展示会ではAIやIotといったデジタル技術が注目されています。

 生産スケジューラも生産計画の自動化により、業務効率化を後押しします。導入効果は在庫削減やリードタイム短縮、納期遵守率の向上など多岐に及ぶのも特徴的です。このあたりの導入効果は経営課題にも深く関わるため、経営層の人ほど生産スケジューラに興味関心を持っていたりするものです。

 これをご覧の皆さまの中には、ある日社長に呼ばれて「どうやら生産スケジューラというのが良いらしい。ついては自社にも導入できるかどうかを検討してほしい」などと言われた方もいるかもしれません。

 いきなりそう言われても、不明点はたくさんあるはずです。導入・検討の旗振り役を任されたら一体何から手をつければ良いのでしょうか。

導入・検討で困ったことを解決するには?

 検討時にまず判断が必要なのは「導入の目的・目標を明確にする」ことです。しかし、初めて生産スケジューラを検討する場合には、自社の生産管理のどの分野に使えるのかが分からない場合もあります。実際、導入・検討をした方々を対象としたアンケート調査でも、以下のような事柄を困った事として挙げられていました。

  • Asprovaを何に活用したらよいのか迷った
  • 大日程・中日程・小日程計画、組立計画、加工計画などさまざまな計画があり、 どこから始めたらよいか迷った
  • 導入後の姿が想像しにくかった

 生産スケジューラは生産計画に活用できるシステムですが、工場によっては小日程計画や組立計画、金型のメンテナンス計画、部品計画などさまざまな計画があります。

 一つ一つの機能を既存の業務のどの部分に適用し、業務フローがどのように変わるのかを最初から予測できる人は多くありません。そのため、ナレッジセンターでは上記の困った事の見解や処方箋を記載しています。

 導入検討で迷ったことがございましたら、ぜひナレッジセンター(導入検討フェーズ(契約前)のガイド)を活用頂ければと思います。

技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps