機械加工工程の生産スケジュール

2022.11.16A1:生産計画・スケジューリング

コラムの歯車製造など金属加工における生産スケジューラ活用方法では、機械加工から熱処理など金属部品の工程全体について、その課題などを取り上げています。その中から機械加工工程に絞ってみました。

機械加工工程の特徴

機械加工工程は、切る、削るなど、いろいろな方法で品目を、精度の高い加工を行い、たとえば歯車のような複雑な形の部品を作り出します。
機械加工工程には、さまざまな条件や制約がありますが、基本的なものは、

  • ひとつの部品の工程には5、6工程の加工がある
  • 同じ加工機を何度も通る
  • 加工内容によって製造できる設備が異なる
  • 加工する品目が変わると段取り時間が発生する

があります。

生産スケジューラで機械加工工程のスケジュールを作る

生産スケジューラで機械加工の生産スケジュールを作成するためには、まずはマスタを設定しましょう。機械加工は複数工程で加工します。工程ごとで使用できる加工機が同じだったり、違ったりします。意外と複雑になることもありますので、マスタに設定する際には、注意が必要です。

マスタ設定の一例が、ナレッジセンタの記事の「298 機械加工工程の生産スケジュールをしたい」にあります。記事に添付のExcelを使って設定したデータを、Asprovaで取り込む形になっています。データ設定の参考として、活用いただけます。
手始めに、こちらの記事をご覧いただいて、試してみてはいかがでしょうか。

技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps
タグ : 金属加工工程