Asprova Meet:ユーザーの声を聞き、使いやすい生産スケジューラを

2023.09.29A3:生産スケジューリングの悩み相談

アスプローバでは定期的にAsprova Meetを開催しています。Asprova Meetは新しい機能を紹介したり、ユーザー様とAsprovaのエンジニアが意見交換をしたりするオンラインミーティングです。

2022年にスタートし、すでに開催数は100回以上になりました。開催の背景は開発方針に据えているPoCにあります。PoCではニーズに沿った新機能をアスプローバ社とお客様で共同開発をするため、ユーザー様の生の声を直接聞いています。その取り組みの一環として、ユーザー様と意見交換をするAsprova Meetが開催されたのです。

今回は2023年8月23日に開催されたAsprova Meetの録画を視聴しましたので、感想を記します。

新機能の紹介

冒頭のセッションでは、開発中のWebViewer(仮)の紹介がなされます。ユーザー様から困っていること・やりたいことなどを聞いている中で、WebViewer(仮)は多くの方から要望があった機能だそうです。

この機能を導入すれば、Asprovaで出力された生産計画をウェブブラウザから閲覧でき、実績も入力できるようになります。

機能紹介ではデモが流れ、資源ガントチャートの見本を見られます。従来の資源ガントチャートでは指図バーの文字列が見切れてしまい、使いづらいとの声があったそうですが、タイムラインを新たに表示することでこの問題を解決しています。

資源ガントチャートをブラウザで見られるようにしただけでなく、新たなUIの開発にまで取り組んでいるという印象でした。

Meetでは実際にWebViewer(仮)のPoCに取り組んでいるユーザー様のインタビューもあります。どのような課題があり、新機能をどのように活用しようとしているか、生の声が聞ける場面です。

質疑応答

開発中の機能についてQ&Aの時間もあり、さまざまな質問がユーザー様から投げかけられます。WebViewer(仮)に対しては「実績を入力する場合に中断や進捗率といった情報は管理できますか」などの質問があがり、複数の開発エンジニアがそれに応えていました。

また、オーダーガントチャートに新アイコンが表示できるという新機能が紹介された際には、「複数種類の段取りを表示できるようなアイコンが欲しい」などの要望がありました。

これらの質疑応答から、開発中の機能についてユーザー様のニーズを汲み取りながら開発していく姿勢が見て取れます。

Asprova Meetは個別開催と合同開催があります。今回の動画は合同開催でしたが、個別開催では生産スケジューリングの困った事をエンジニアに相談することもできるようです。

Asprovaの新機能の開発進捗を共有したり、困った事について意見を交わしたりしたい方は参加してはいかがでしょうか。


(了)


技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps