困ったこと35~計画作成方法(コマンド、計画パラメタ)がわからなかった
2024.03.27A3:生産スケジューリングの悩み相談計画パラメタの作成は、生産スケジューラAsprovaの各種操作の中で、高度な部類に入ります。実態としては、計画パラメタの作成は、販売パートナーの技術者や、ユーザーの中でもシステム開発に通じた技術に詳しい方が担当されていることがほとんどです。普段、計画立案に携わりAsprovaを操作している方が、計画パラメタを作れるような技術的事項を習得する必要はないと思います。とはいえ、作ることができれば、活用範囲をより広げられる可能性があります。
パラメタ作成技術の習得法
Asprovaに関する計画パラメタ作成の技術は、以下のような流れで身につけることができます。
1.トレーニングを受講して、コマンドや計画パラメタの設定方法の基本を身につける
2.要件を整理して、計画パラメタを作成する
3ナレッジセンターでさまざまなケースを参考にする
1.トレーニング受講
アスプローバ社が提供している各種のセミナーのなかで、コマンド、計画パラメタに触れるトレーニングとして、「基本編」と「計画パラメタ編」の2つがあります。基本編ではAsprovaの一通りの機能・設定を理解する中で、コマンド、計画パラメタについて少し触れます。たとえば、「複数の工程がある中で、特定の工程のみを計画し直す」といった計画パラメタを作成したりします。要件が複雑で、少し触れた程度ではとても満たせないと感じられたら、計画パラメタ編の受講をご検討ください。
2.要件整理とパラメタ作成
トレーニングを受講することで、Asprovaの機能・設定の理解が深まります。そのうえで、普段どのようにして計画を作っているのか、これを改めて整理してみましょう。工程はつながっていますので、何かしらの順番に沿って計画が立てられているはずです。順番が分かったら、それに対応する絞り込みや割付けコマンドの検討をつけ、計画パラメタを作成してみましょう。
3.ナレッジセンター
作成した計画パラメタでは期待した結果にならなかった、あるいは、設定のアプローチが合っているか確認したい時があると思います。そのような場合、ナレッジセンターに主要な製造工程・業種や割付け方法のサンプルがありますので、それらを参考に、作成された計画パラメタを変更してみるのもいいと思います。
多くの場合、限られた時間の中でスケジューラ導入をしなくてはなりません。導入の検討時や初期段階では、販売パートナーの技術者に計画パラメタを作成してもらい、それを通じて理解を深めたり、道筋をつけていく方法も、選択肢の1つです。
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(了)
コラム編集部
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