生産管理とプログラミングに惹かれて …… 立川さんに聞く

2024.07.12X1:アスプローバ社員インタビュー

 アスプローバ社の新人エンジニアの立川慧太郎(たつかわ・けいたろう)さんに、入社のきっかけや、これからやってみたいことを聞きました。東大柔道部の出身で、プログラミングだけでなく、導入支援にも意欲を見せています。

コンサル内定を蹴って入社

ー これまでの経歴を教えてください

 24年4月に正社員としてアスプローバ社に採用されました。岡山県倉敷市の生まれです。中学・高校は松山市にある愛光学園。東京大学に進学しました。中高大と柔道部に所属しており、特に大学では柔道に熱中していました。そのせいで何度か留年したりしたのですが、引退後はそれなりに勉強して東大・院に進学しました。専門は物理化学で、非常に小さい金属粒子の表面で生じる化学反応を研究しました。扱ったのはロジウムやイリジウムなどで、数オングストロームという世界です。排ガス触媒への応用も見据えてはいるのですが、どちらかというとニッチな基礎研究でした。

 学部4年生のとき、研究上必要になった解析コードを記述したことをきっかけに、プログラミングを始めました。その後友人に競技プログラミングを勧められ、競技プログラミングに熱中しました。

 就活の際、大手のコンサル会社から内定をいただいていたのですが、コードを書く仕事もしたくなりました。そこで、AtCoderという競技プログラミングのサイトにアスプローバ社がコンテストを出していたことを思い出して、選考を受けてみました。そこからインターン的なアルバイトを経て、この春正式に採用されました。

チームが勝つために何をやるか

ー 得意な分野はどんなところですか

 生産管理には多くの課題があり、面白みを感じています。一方、私はエンジニアではありますが、他の方たちとくらべコーディングなどの能力がそんなに高くないことは自覚しています。競技プログラミングでは本当にすごい人がいるので……。アスプローバ社で1年ほどアルバイトをしたのも、やっていけるかどうかを試すという意味もあったと思います。その間、Tech ボットというchat botを作成しました。それで何とかなるかなあ、という感触を得ることができました。

 プログラミングの相手は機械です。人間が相手ならある程度柔軟な対応ということが許されますが、機械は厳密にやらないと動いてくれず、バグが出ます。それを乗り越えると、思った通りの動きを機械がやってくれます。そのあたりが、やりがいのあるところです。

 学生柔道をやっている中で、チームの勝利のために自分がどんな貢献ができるか、チームの中での役割は何なのかを常に考えるようになりました。体力とともにコミュニケーション能力も培われました。それらを活かす形であれば、会社に十分貢献できると思っています。プログラミング自体も興味深いですが、どちらかというとお客さまに対する導入支援の方でお役に立てるのでは、と思います。


(了)


技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps