ルーキーも仕事を任される魅力 …… 高橋伸幸さんさんに聞く

2024.08.26X1:アスプローバ社員インタビュー

 エンジニアとして24年4月、アスプローバ社に入社した高橋伸幸さんに、現在の仕事やこれからの抱負を聞きました。独学でプログラミングを習得し、ウェブ開発を得意としています。6月にリリースされた新オプション機能「My Schedule」(マイ・スケジュール)を担当。使いやすさを高めることに意欲的です。

製品像はユーザーとの対話から

ー My Scheduleとは、どのような機能ですか

 生産スケジューラ「Asprova」で作成したスケジュールを現場で見るためのWebアプリです。これまでスケジューラは、パソコン本体にソフトウェアパッケージをインストールして、計画はパソコンの画面で見るのが一般的でした。それをモバイル端末を用いて、いつでもどこでも見られるようにするのが、My Scheduleです。

 My Scheduleは、ユーザーの要望から生まれ、PoC(概念実証)方式、つまり現場で使いながら開発を進めるやり方で作り上げています。目標となる理想はあっても、定まったプロダクト像はなく、ユーザーの意見を聞きながら作っています。要望をそのまま反映するだけではなく、その機能で何を達成したいかをヒアリングして、作っています。

 正式リリースは6月でした。ただし現場が導入を求めても、実際に会社が採用し稼働するまでには、かなり時間がかかります。普及すると新たな要望も出てくると思います。そんな声にこたえながら、使いやすさを追求し、完成度を高めていきたいと考えています。

Web系、インフラ系で貢献めざす

ー 入社までのいきさつは

 東大文学部の言語学の研究室に所属しており、他の人より少し長い学生時代を過ごしました。その間、本筋の勉強をあまりせずに、いろいろなシステムを一人で作っていました。何でも一人でやっていたので、関心の幅が広がり、今でも役立っています。

 アスプローバ社には、短期間のアルバイトを経て正式に入社しました。個人を細かく管理せず、タスクに対してどう取り組むかに対する裁量が大きいので、自分に向いていると思いました。1年目なのに、製品に主体的にかかわることができるのは、この会社ならではの魅力です。

 My Scheduleのチームは3人で、私の他は、フランスと中国出身のエンジニアです。会議は日本語でやるのが基本ですが、とくに技術的なことで英語を使うのが自然な部分もあって、そういうときは英語を使います。

ー 関心があることは何でしょう

 Asprovaは日本の製造業の多種多様なところで使われているため、実際のユーザーから意見を集めるにはとてもよい立ち位置にあります。これからも、ユーザーとの対話を通じて、よりよいものを作っていきます。

 アスプローバ社には非常に優秀なプログラマーが在籍しています。私は純粋なコードを書く方はとてもかないませんが、ウェブ系やインフラ系の技術に関する知識を生かして貢献したいと思っています。プロコンに強いエンジニアが多いのですが、自分のような多様なメンバーに入社してもらい、一緒に仕事をしたいと思います。

 趣味ではゲームの「Civilization」(シヴィライゼーション)シリーズをずっとプレイしています。かれこれ10年くらいは遊んでいますが、全然飽きません。来年に新作がリリースされるらしいので、楽しみにしています。


(了)


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