中国で進むスマートファクトリー化に貢献するAsprova~周翊

2023.01.19X1:アスプローバ社員インタビュー

 中国出身で国内営業を担当する周翊(しゅう・よく)さんに、生産スケジューラAsprovaにかける思いを聞きました。ナンバーワン製品を扱う誇りと、自動探索機能を持つ「Solver」への高い期待を感じます。

複数の課題を同時解決するSolver

ー Solverの評価はいかがですか

 とても評判がよく、Asprova採用の決め手になっていると思います。たとえば大手メーカーに導入してもらい、社内の他部門にも紹介するという形で、販売先を広げています。Solver は、Asprovaのオプション機能として、2022年からが市場投入されました。それぞれの現場の生産計画で、やりたいこと、課題になっていることを真正面から受け止め、改善に挑みます。

 従来のAsprovaはパッケージ製品であり、できないことは人手で補うということもありました。Solver導入後は、弊社の開発チームと相談しながら、アジャイル方式で課題にチャレンジすることができるようになりました。

 コストを抑えながら、あるいは在庫の過不足がないようにしながら、欠品を抑えて効率的に生産するというのは難題です。このような複数の問題を同時に最適な解決策に導くのがSolverです。スケジューラの新たな方向が切り開かれたという思いです。

ー 入社のきっかけは

 私は中国・浙江省の出身です。大学を卒業して来日し、九州大大学院で法学を学び、アスプローバ社には2008年に新卒入社しました。面接で当時の副社長から「Asprovaはシェアナンバーワンだ」と言われ、「これはすごい」と思ったのが、一番の入社理由です。

 何も知らない状態から、生産管理とスケジューラの勉強を始め、多くの販売パートナーさんやお客さまと出会い、知識を増やしていきました。今も日々、新たな発見があります。街に出かけて買い物をしているとき、お客さまである企業の製品や広告が目に入ります。「こういう会社に使ってもらっているんだ」と、うれしさと誇りを感じます。

ー 競合する製品も出てきているようです

 確かに競合が増えてきました。ただ後発品に比べると、長年のノウハウと経験がこちらにはあり、有利な点だと思います。またSolverの類似品として、AIを売り物にしているスケジューラがあります。AIは機械学習をするのですが、私たちは学習とは言わずに、自動探索と言っています。考え方が異なっているのです。

人海戦術からの脱却

ー 将来の見通しはいかがですか

 生産計画の重要性をますます感じるようになりました。製造業ならどこでも生産計画が必要です。海外ではおおむね、日本ほどの緻密な生産計画がありません。ただ中国などでも、人件費高騰で人海戦術に頼れなくなり、DX化やスマートファクトリー化が進み、高度な生産計画が必要になってきています。

 Asprovaは、製品の質が優れていますから、グローバルでもトップシェアをとることができると考えています。弊社は、規模は小さいのですが、すばらしい人材を集め、スケジューラに集中して開発を進めています。実にプロフェッショナルです。ぜひ多くのお客さまに活用してほしいという気持ちです。

ー 趣味や休日の過ごし方はどうですか

 楽しみは、家族みんなで買い物をすることです。郊外のショッピングモールやアウトレットに出掛けます。ブランドではヴィヴィアン・ウエストウッドが好きです。あとはバスケットボールですね。NBAのマイケル・ジョーダンに影響され、高校の時に始め、今でも地域の愛好会でプレーしています。

技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps