マスタのメンテナンスが大変そう ~生産スケジューラの運用を悩ます課題~

2022.09.07X3:コンサルタントダイアリー

先日、入門トレーニングの講師を務めました。トレーニング後に参加者の皆様と意見交換をさせて頂いたところ、

「いやー、品目-工程-資源別の能力値は、準備やメンテナンスが大変そうだね、、、」

というご意見を頂きました。
はい、実際大変と思います。。。立上げ時は頑張って準備できても、維持することが大変で、残念ながら運用を停止されてしまったケースもあります。
無理は継続の最大の敵とも聞きますので、無理を感じられた時は一度立ち止まって考えてみるのも良いのかもしれません。

メンテナンスを楽にする一つの案として、基本の能力値は資源のテーブルに登録し、基本とは違う能力値についてのみ品目-工程-資源別のテーブル(製造BOM)に登録する方法を紹介差し上げました。
全件を登録するのではなく、差分のみを登録するイメージに近いかもしれません。
MESの導入が進んでいる今日では、実績情報をマスタの能力値にフィードバックして鮮度を保たれているケースもあります。
マスタメンテナンスについてはナレッジセンターでも触れていますので、お困りでしたら一度ご覧頂けたらと思います。

ナレッジセンター
 16 マスタのメンテナンスが難しかった

技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps