プロセス製造業に生産スケジューラの導入は難しいのか

2022.10.21X3:コンサルタントダイアリー

 「プロセス製造業で生産スケジューラを導入された企業はありますか?導入は難しいですか?」
と聞かれることがあります。

 確かに、導入された企業様の業種は、プロセス製造業よりもディスクリート製造業の方が多いです。
これには多品種少量になりやすいディスクリート製造業の方が、計画業務を効率化したいニーズが多いといった事情も関係していると思います。
導入の難しさについては、正直、業種関係無くどの工場も容易ではないと思います。。。

傾向としては、
 ディスクリート製造業は、モノづくり制約はシンプル、しかし、製品のバリエーションが豊富でマスタのメンテナンスが大変。
 プロセス製造業は、製品のバリエーションが少なくマスタメンテナンスの負荷は高くない、しかし、モノづくり制約が複雑。
と、どちらにも難しいポイントはあり、その箇所に違いがあるのかなと思っています。
例えば、タンク繰り、洗浄条件、原料側からの数量計算、などはプロセス製造業ではよくある要件ですが、ディスクリート製造業ではあまりありません。

 ナレッジセンターに、プロセス製造業でよくある要件とその対応例をまとめていますので、よろしければご覧ください。

技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps
タグ : プロセス生産