人手不足 ~生産スケジューラによるボトルネックの見つけ方~

2023.05.26X3:コンサルタントダイアリー

ユーザ様、パートナー様、みなさん異口同音に人手不足で手が回らないと言われます。生産スケジューラの活用方法にも変化をもたらしているようです。

人手不足が盛んに言われるようになる前は、生産スケジューラの負荷グラフを確認すると、負荷率が100%や70%の資源があり、100%の資源をボトルネックと判断して、応援に入るなど対策を打たれていたようです。
それが今は負荷率が100%の資源ばかりになってしまい、どの資源がボトルネックなのか特定し難くなっているようです。。。

このような場合、各資源で滞留している作業の時間と量を可視化してみると、ボトルネックの資源を見つけられるかもしれません。
リードタイムの7割は滞留が占めているとも聞きますし、滞留は計画の良し悪しを評価できる材料の一つになると思います。
弊社製品Asprovaでは、カスタムビューを使って、立案した生産計画を様々な角度から評価できるようになっています。

ところが、工場内のボトルネックについて対策を打つものの、製品が工場を出たあとの輸送も同様に人手不足の状況のようです。
そこで輸送業者の負荷も考慮して生産計画を立てられるユーザ様もおられ、この人手不足により生産スケジューラの役割も広がってきていると感じます。


(了)


技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps