良手を知る ~生産スケジューラでのAI活用による次の一手~

2023.01.19S0: Solverオプション(最適化) , X3:コンサルタントダイアリー

将棋の王将戦が始まりました。私は幼い頃にファミコンの「谷川浩司の将棋指南」を楽しんだ程度の素人ですが、将棋の話題には注目しています。

長考の末、進めていた銀を下げる。
それがたとえ良手であっても、モニタ越しにも伝わってくる「下げた」という空気。
流れが一気に変わる予感がしますが、下げた棋士の長期戦を覚悟した強靭なメンタルも同時に伝わってきます。

将棋は悪手を少なくすることが勝利の条件と聞きます。
私のような素人には指した手が良手なのか、悪手なのか、揺さぶりなのか判断つきませんので、観戦していても頭の中が疑問符でいっぱいになることがあります。
しかし最近はAIによる良手の一覧がリアルタイムで表示され、素人でも指した手に反応することができ、観戦がより楽しくなったように思います。

工場において生産計画の立案は工場運営の次の一手を決める重要な業務と思います。
高速にシミュレーションを行うSolverオプションを使うことで、限られた時間の中で良手を選ぶことができるかもしれません。

王将戦の第二局も楽しみですね。

(了)


技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps