漫画でわかる! 生産スケジューリングの最適化～納期遅れと段取り時間の同時最小化は可能か?

2023.01.09S03:納期遅れと段取りを同時に最小化したい , X4:漫画でわかる生産スケジューリング

ストーリーの主人公は、業績絶好調の未来製作所の金属加工工場で生産管理を担当している高山です。毎日、生産スケジュールをつくり、作業指示を製造現場に出力しています。

同一の品目や仕様(色、材質、サイズなど)をまとめて段取り時間を減らし生産効率をあげたくなります。まとめ過ぎてダンゴ生産すると他の注文が押し出され、納期遅れが発生します。このため、注文の状況により、品目や仕様のまとめ方をちょうどよいバランスにする点に、高山はいつも苦心しています。

大口得意先は注文の追加・変更要求を容赦なくしてきます。それに応対する営業の浜谷はお客様のわがままを満たすべく頑張ります。その結果、生産管理の高山と、しばしばバトルになります。お客様のわがままな注文変更と、工場の制約や生産効率のバランスをとるのは製造業の悩みの種です。

高山は、生産スケジュールの立て直しなど激務のせいで体調を壊して入院します。ついに、生産スケジューリングに支障をきたしはじめます。高山は病院のベットで、自分にしかできない生産スケジューリングに危機感をもちます。退院後、若手の育成をはじめますが困難をきわめます。

高山は言います「3個の作業の並べ方は 3X2で6通りです。では、15個の並べ方は何通りありますか? 15X14X・・・、と掛け算すると1兆3000億以上です。たった15個のデータでもコンピュータを使って最適解を求めるのは難しいのです」
しかし、この問題はコンピュータを用いて解決しました。どんなアルゴリズムで、どうやって解決したのでしょうか?

マンガ動画をご覧ください。

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