初のメイン担当 顧客の期待にこたえたい

2023.05.08X2:販売パートナーインタビュー

 アスプローバ社のビジネスパートナー、トーテックアメニティ株式会社のエンジニア杉浦佑菜(すぎうら・ゆうな)さんに、生産スケジューラAsprovaと、オプション機能であるSolverの導入の話を聞きました。Solverは自ら反復改善してよりよい生産計画を編みだします。本拠は名古屋市。ものづくりの本場で、お客さまの期待にこたえるべく、日々研さんを続けています。

印刷業にSolver導入

ー 現在のお仕事を教えてください

 印刷業のお客さまへSolver導入を行っています。この業界は多品種少量生産です。印刷機およそ10台で、数百種類の印刷物をこなします。ペットボトルのラベルあり、紙のパッケージありで、変化に富んでいます。多品種少量生産の宿命として、製品の仕様(版・原反等)に合わせて、印刷機の設定変更や付け替えが頻繁に行われます。この「段取り」の回数や時間をいかに短縮できるかが、生産効率に直結します。一方で効率だけを優先してしまうと、納期遅れが発生する頻度が増えてしまいます。更に加えて、「この製品はこの機械でやらなくては」という印刷機と印刷物の相性も加味しなければなりません。こちらのお客さまは計画調整に毎日3,4時間ほどかけているといいます。

 今まで人が数時間かけて考えていた計画と同等以上の計画をSolverで立てられるように試行錯誤しています。まずは汎用Solverでどこまで対応できるか評価を繰り返し、打ち合わせを重ねてきました。試してみると効果は出るのですが、人が立てる計画の「いい塩梅」という感覚が難しく、汎用の自動計画ではなかなか反映できません。

 人の感覚に近づけるため、今後Solver PoCをする予定です。お客さまと相談しながら開発と検証を繰り返し、お客さまの真の標準化・属人化からの脱却に向けて努めてまいります。

プログラマーからスタート

ー 生産管理の仕事に至るまでのいきさつは?

 2020年、トーテックに入社し、丸3年になります。初めはプログラマーとして1年働きました。その後、生産管理のソリューションを専門とする部門に異動となりました。コミュニケーション能力やチャレンジ精神を見込まれたのかもしれません。Asprova歴は2年です。当初は生産管理の知識もなく、Asprovaのデータ構造もわからず大変でした。弊社はAsprovaの知識と経験豊富な人材が多く在籍していますので、周囲の人に教えてもらいながら、知識と経験を蓄えていきました。

 プログラマー時代と異なって、自分でできることが増えて、よかったと思っています。今回の印刷業の案件では、初めて私がメインの担当者になりました。これがうまくいったら自信になると思います。お客さまも当初は頼りないと思ったことでしょうが、最近は私宛てに問い合わせてくれるようになり、少しずつお客さまに信頼されてきているのを感じています。お客さまとお話して、要望を聞き出し、理解して、実装する。そうした一連の流れを自力でできるようになりたいです。

ー 休日の過ごし方などは?

 フィルムカメラが好きで、いろいろなものを撮っています。レトロっぽさ、現像してみないと何が写っているのかわからないという面白さが好きです。最近は伊良湖岬の菜の花畑を撮ってきました。とてもきれいでした。


(了)


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技術革新や予測不能な外的要因に迅速に対応できるよう製造業務においては、より一層生産プロセス全体の改善と生産効率向上が求められています。 データやデジタル技術を活用し、生産リードタイム短縮や在庫・コスト削減などを実現する製造現場におけるDX推進の一つとして、生産スケジューラの導入がカギとなります。 次のページでは、生産スケジューラ導入によって具体的にどのような業務改善が実現したのか導入企業の事例もご紹介しています。ぜひご参考にしてください。 img_banner_aps