LONDON to CAIRO 自転車の旅 1982/7/18~22
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LONDON
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【South Way Hotel】 |
1982/7/18 成田から約30時間、マニラ、バンコク、バーレン、カイロを経由して、ロンドンにつく。 機内でとなりにすわっていたアベックたちがなんとなく面白い人たちだった。 HISでチケットを買ったという女の2人組みはたいへんひょうきんで機内でキャアキャアさわいでいて、まわりの人たちの冷たい視線を完全に無視していた。 ロンドンのヒースロー空港で自転車を組み立て、お金を現金に(£20)かえてから出発。 ところがかのアベックの荷物とそのツアーの人たちの荷物がカイロの空港からロンドンに向かう飛行機につみかえられていなかったようで約30人 ほかの2人組の男の日本人がタバコを入国するときに税関で少しもってくれといって、1箱持ったがNothing To Declareのゲートから通ったら何も調べられなかった。 さて、ロンドンまで走って宿を探さなければならないのだが、Londonの物価は高く、東京やNYと同じくらいであったので、安くて自転車を安全におけるところをいろいろさがしたあげく、結局、暗くなってしまい、たくさん探したかいもなく£11.5という朝食付きではあるが高いところになってしまった。Victoria駅のすぐ近くだから高いのかもしれないが部屋はまあまあよかった。夕:£3.4 泊:£11.5 |
7/19 本日の予定 POST OFFICE 手紙などを出す。 CYCLE SHOP バッグ、キャリア SHOP 手袋、ナイフ、テント、帽子、ビニール袋、紅茶、コーヒー West Minster Abbey → House of Parliament → Tower Bridge → と自転車で行き、途中で自転車に乗っている人に自転車屋をきいてShort’s GardensのCovent Garden Cyclesにいった。日本の製品もかなりおいてあったが、バッグはKarimmorのをかった。次にキャンプ用品店にいったが、よいテントがなく、しかも高いので買うのをやめにした。大英博物館は外だけからしか見なかった。 Londonでは、自転車は車と同じように扱われ、歩道を走ることはできない。女の人でも車と車の間でいさぎよく走り、曲がりたいときは斜め後ろの車を手で止めてから、曲がる。歩行者は赤でも車がこないときはさっと道をわたってしまう。だから、信号機はあまり役に立たなく、実際に信号機の数は少ないようだ。 ポンドをすべて現金にかえてからキャンプ用品店をまわったがやはりよいものはなかった。自転車をホテルにおいてSoho街を歩いて、夜10時ごろ戻ってきた。 夕食の”STRIKES”というところでチップは必要ですか。ときくと、それはあなたの決めることです。と言われた。すなわち必要だということだ。 泊:11.5 飲み物:1.5 夕:3.4 ナイフ:4 バッグ:18 ポンドの残り £28.6 |
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【ピカデリーサーカス】 |
7/20 South West Hotelから10:30に出発して、Harwickに向かう。Hotelで同じ飛行機だった日本人と会い。空港で自転車で一昨日でてからはじめて日本語をつかいほっとした。英語はアメリカに行ったときよりも少しうまくなったようで、エジプト航空のReservationを2重にすることができた。早い方は8月27日でキャンセル待ちである。 ロンドンを出るのがかなりややっこしくて、やっと郊外に出たのは、昼ごろだった。POST OFFICEでカイロに輪行袋を送り、計画書を入れた手紙を5通ほどだした。郊外にでると、まるで北海道のような景色だったが、向かい風がものすごくはじめからくじけそうだった。水がのめない?のが難点で、ジュースとか牛乳などを含み3Lぐらいのんだ。 飛行機の中からもってきた、隣の人たちからももらったパンを食べた。そのせいか、おなかの調子がたいへん悪くなってしまった。ホテルでくんできた水を少しだけのんだのが悪かったのかもしれない。いずれにせよ、エジプト航空のパンは残念だけど捨てようと思い悩んだすえ決心した。 もがきにもがいた末、HARWICKについた。つかれたAll Inだ。船の中の飲み物は高い。のどが乾いた。あつい。ただでお水がのみたい。 今日通ってきた《12》というのはまさに高速道路だった。あれで向かい風がなかったら最高だったのに。オランダでは西から東に海から風が吹いているというように覚えているんだけど、間違いであってくれるな。 まだ、今日は初日、あと2,3日しないと調子が出てこないと思うが調子が出なかったらどうしよう。もう年を感じてくる頃かなあ。もうこれ以上年をとったら1日200km以上なんていう計画は無理だろう。 まだ先は長い。最後のガッツだ。 船に乗るときは、食料をたくさんもってこよう。 船:£18 食:£3.5+0.5 郵:£3.65+0.29×5 MAP:0.5 |
HOLLAND
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7/21 船の中での旅は、頭痛と熱にうなされてしまった。これからどうなるのかと思いながら、頭にタオルをあてながらうなっていたが、朝になったらなんとかおさまった。HookからRotterdumまではオランダのお金がなくて、なにも食べないでいたが民家でお水をもらってのんだ。 ロッテルダムに入ると、すぐにお金をかえ($10)たが、道が良くわからないので少し、おくれてしまった。まだ、お腹の調子は良くないようだ。 オランダの道は自転車用道路がすべて備えられているため、自転車にはよい国である。しかし、自転車のための道が、半分ぐらい石畳だというのは、何を考えて、わざわざ自転車用道路を作ったのか、理解できない。これなら、イギリスの高速道路の脇を走れるという方がよっぽどいい。 お腹の調子が悪いので、ジュースとかミルクなどをのむだけで、あまり食べ物はとらなかったが、3時頃CAFEがあったので、はいってみる。ハム、チーズサンドとコーヒーをたのんだ。店の人と話していると、今晩泊めてくれるということになったのでさっそくとめてもらうことにして、Showerをあびて、まず昼寝をした。夕方、もう一度ハムチーズサンドとウォッカのようなものをただでもらい。2階の部屋にいってねた。12時半ごろ彼が店をとじて、部屋に戻ってきた。彼のベッドはダブルで彼がこのベッドで寝なさい。というのを必死に反対して、床の上に毛布をもらってねたのであった。やはり、気持ち悪いではないか。 食:G7 Map:2G コーヒー:£0.6 |
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7/22 昨夜はおそわれることもなく、すごすことができた。今、16:40Massbrachtというところにいる。なんといっても街と街が近いので、そのたびに道を考えなければならないのがめんどうである。ことばは半分ぐらい通じない、道を間違えて引き返すこともある。このCAFEでは、まだ明るいのにみんなビールを飲んでいる。いいなぁ~。これから僕は西ドイツに入らなければならないのでのめない。夜10時ぐらいまでは明るいのできょうは頑張ってみようと思う。ところで、まだお腹の調子は悪い。 西ドイツとオランダとの国境ははっきりしなかった。いつのまにかすぎていた。スタンプもない。これでいいのだろうか。西ドイツで地図を買った(DM1.95)そこの人が詳しく道を教えてくれたのにもかかわらず、道をまちがえ、15kぐらいそんをしてしまった。おかげで夜10:30についたのはTitzというところで、あまりすすまなかった。その教会の横でねることにしたが、12時までは鐘の音がうるさくて15分ごとになった。12時からは1時間に1回で2時と3時の鐘はきかなかった。4時の鐘で目を覚まし、4時にTitzを出発する。 Coffee:G1.25 Juice:G1.45 Milk:G1.45 Pants:G8.45 郵便:G1.3 パン,マーガリン:G3.5 Map:Dm1.95 |
【Bredaの方へ自転車道路を行く】 |
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