生産スケジューラの力で、
製造現場を最適化、効率化へ
生産スケジューラとは
生産スケジューラとはその名の通り、生産計画を立てるために開発されたソフトウェアです。納期や材料、作業リソースなどの複雑な制約条件を満たす効率的な生産計画を自動的に立案することができます。
生産スケジューラには自動計算機能を持たない簡易的なものからAIを搭載した高性能なものまで幅広くありますが、高性能なソフトになるとExcelではとても時間のかかる計画立案や修正業務を大幅に短縮するだけでなく、自動計算ロジックによるヒューマンエラーの低減や、製造設備や人員のリソースを加味した計画の自動立案、さらには秒単位まで細かく時間を区切った計画を立てることも可能です。Excelなどでは管理が難しい少量多品種生産の計画立案においても、生産スケジューラを使えば自動で最適な生産計画を安定してアウトプットできます。
立てた計画を製造現場に共有する際にもタブレット等のモバイル端末を介してタイムリーに情報共有できますので、紙に印刷して現場まで届ける必要もありません。
このように、製造現場の力を最大限に発揮させる計画業務を実現するのが生産スケジューラの役割です。
一般的な生産計画立案
ソフトの性能比較
Excel | ERP付属のソフト | 生産スケジューラ | |
---|---|---|---|
生産計画立案にかかる時間 | 1日の大半を 立案作業に要する |
半日程度 | 1時間程度 |
作業の属人化度 | 自由にカスタマイズ できるため属人化しやすい |
操作方法が決まっており 属人化しにくい |
操作方法が決まっており 属人化しにくい |
生産計画立案の精度 | 入力や入力や計算式の ミスが起きやすい |
機能は限られるが自動計算 による高精度化が期待できる |
計画シナリオを柔軟に 組めるため極めて 高い精度での自動立案が可能 |
製造現場人員の リソース管理 |
複雑な計算式を組めば 可能だが難度が高い |
できない場合も多い | 作業員ごとの 稼働時間を設定できる |
計画の最少単位 | 通常は日単位 | 秒単位で計画が立てられる | 秒単位で計画が立てられる |
操作の習得難易度 | 基本操作は容易に習得可能 | 多少のトレーニングを要する | 日々の操作は容易だが、 マスタの設定には多少の トレーニングを要する |
生産スケジューラとExcel等のソフトの詳しい比較情報はこちらをご覧ください
生産スケジューラを導入されている製造業様は年々増えています。
AI技術を搭載した高機能な生産スケジューラは工場の生産計画のみならず、設備・人員リソース・原料調達の最適化にも貢献します。工場全体の競争力を底上げし、複雑化するお客様からの要求にタイムリーに応えるために、サプライチェーンシステムや基幹システムの更新に合わせて本格的な生産スケジューラの導入を検討される製造業様は年々増えています。
国内シェアNo.1
生産計画業務の機動力をUPさせる生産スケジューラ
Asprova(アスプローバ)はあらゆる業種の生産計画業務に対応し、現場の作業者から管理職まで使いやすい直感的な操作感を備えた高機能な生産スケジューラです。リリースから30年以上、世界中の3,500以上の製造現場の最適化と効率化を実現してきました。標準機能が豊富なため予算を増やさずとも十分な機能をご利用頂けますが、オプション機能を組み合わせて頂くことで計画立案の精度や使い勝手をさらに高めることもできます。
約80社の導入支援パートナーと共に、導入から使いこなしまで万全の体制でサポート致します。
生産計画の固定率を90%まで高めることに成功!
これまで手作業で行っていた部品の引きて作業を、簡単、迅速、高精度で実施できるようになりました。その結果、次のような成果が功を奏して、生産計画の固定率を90%まで高めることができました。
- 個人のカンや経験に依存することなく、ムリやムダ、漏れのない部品進捗確認作業が出来るようになった。
- 急な生産計画の変更にも柔軟に対応できるようになった。
- 生産計画を変更するための状況確認や関係者との調整がほぼ不要となった。
- そのための会議時間も大幅に削減された。
製品在庫保有日数30%以上減!
一日の加工順番は差立てビューで確認、調整後、紙で帳票を出力している。生産計画立案の時間は、442h/月から258h/月となり、計画立案時間は184h/月削減と約1人月分、全体の40%の工数削減を実現した。
また、現場の生産効率を上げるため、段取り替えが少なくなるようにまるめ生産を行っていたが、結果として製品在庫の増加という問題があった。そこでAsprovaによって確定分のみを生産するように変更、その後改良を加えて、製品在庫の保有日数は機種A4.7日→3.1日(33%減)、機種B5.0日→3.7日(35%減)〜3.9日(28%減)と30%前後削減された。
生産計画策定時間26時間が、現在は4時間!
Asprovaと製造実績管理システムとの接続を行いました。結果として前工程:2時間+後工程:24時間=生産計画策定時間26時間が、現在は4時間に短縮されました。Asprovaはガントチャートで作業の進捗を確認する事が可能で自動的に負荷を示す負荷グラフも作成されます。
多様なオーダーに適する設備とその作業時間や段取り時間を計算し、無理、ムダのない計画を自動的に作成できました。作業の前後関係は接続線等で分かり易く表示可能で工程内の仕掛かりはすべて在庫グラフで可視化する事が可能で、10万作業が90秒で計画可能になり、特急オーダーに対する即時納期回答も可能になりました。
リードタイム・生産計画立案時間を1/3に短縮!
毎月月末近くに翌月分の製造指図をSAPからCSVで抽出しAsprovaにインポート、1カ月分の生産計画を立案している。以前は月に60時間程度かけて立案していたが、現在では毎日1回、実績を反映してリスケジュール。確認・修正を含め月に20時間程度と計画立案時間は約1/3に短縮した。
製造リードタイム・仕掛在庫ともに以前の約1/3に削減。段取り適性化による設備停止時間短縮や先手管理、紙での作業指図の廃止が実現された。早期に効果を上げた理由について、導入担当者がラインの立上げにも携わっており、制約条件など仕組みに詳しかったこともあるが、最初から全自動で作業が割りつくことを目的としたのではなく、まず状況を可視化し改善を重ねていく手法をとったこともポイントである。
スケジュール立案時間や在庫量を約45~50%削減
それまでは基幹の1工程のみの計画立案に約4〜5時間かかっていたスケジュールの組み換え作業が、全工程が約1~2時間でできるようになった。ものづくりの現場では、納期や作る製品の優先順位が常に変動するので、全ての計画をAsprovaだけで作ることには限界があるとはいえ、作業の大半は充分に助けてもらっており、計画作業の効率アップに大きく貢献。
予定の組み換え作業も、紙ベースではなくPC上で行なうことができるようになったため、非常に楽になった。ちなみに大阪工場におけるAsprovaでの管理対象機械設備は約50台である。さらにAsprovaの利用で投入調整ができるようになったことで、これまで約8〜9日分だった仕掛在庫が、約5日分に減った。実質的に、約45~50%も仕掛在庫が減るという大きな効果が出ていることになる。
オプション機能
複雑な制約条件もAIスケジューリングなら自動で解決
Solver
例えば人員や設備、納期の制約条件を満たしつつ段取り替えを最小化するなど、一般的な生産スケジューラでは困難な複雑な生産計画も、Solverを使えば数分で立てることができます。 100万通り以上の計画案の中からベストな回答を導き出すAsprova独自開発のAIが、人が立てたのと同等以上の高効率な計画を自動で立案致します。
まるでもう一人、生産管理のベテランがいるような頼もしさを感じる、Asprovaの中でも特に人気の高いオプション機能です。
拡張機能
最新の計画表をワンクリックで工場全体に共有 My Schedule
急な計画変更を伝える時、電話ではうまく意図が伝わらず、印刷した計画表を持って直接現場に行った経験はありませんか?
My Scheduleを使えば変更のたびに計画表を印刷する必要はありません。モバイル端末を介して最新の計画表をタイムリーに共有できますので、製造現場を含めた工場全体のコミュニケーションをスムーズにできます。
必要な機能とライセンスを
各業界に精通したエンジニアが
最適な導入と活用をサポートします
お客様のご利用用途や環境に合った使い方の提案から導入まで、各業種ごとの生産スケジューラの導入に精通したエンジニアが柔軟にサポートさせて頂きますので、生産スケジューラが初めてのお客様でも安心してご検討いただけます。
生産スケジューラAsprovaの詳しい説明はこちら
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Asprovaはお客様の生産スケジューリングの問題を解決し、効率的で生産性の高い生産計画を立てるためのサポートをさせて頂きます。生産計画に関するご質問やお悩みがございましたらどんな事でも遠慮なくお問い合わせください。専門チームがお応えさせて頂きます。