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Asprova上海の総経理が語る:中国特有の生産管理リスクに対応

BIZプレッソ様がアスプローバの現地法人、派程(上海)軟件科技有限公司の総経理藤井賢一郎システムの導入効果と事業計画について取材されました。
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生産スケジューラを提案
中国特有の生産管理リスクに対応

――生産スケジューラ「Asprova」の訴求に力を入れている。
「当社の生産スケジューラ『Asprova』は、製造から購買までを短期、中期、長期の3段階でスケジューリングし、生産、経営の最適化を実現する。販売計画や需要予測、顧客オーダーを入力し、長期、中期、短期それぞれの購買、製造計画を提示し、現場への作業指示を行う仕組みだ。これにより、生産計画全体の”見える化”を実現し、正確な納期回答やリードタイムの短縮、在庫削減に繋げることができる」
――生産ニーズの急激な拡大など、中国特有の事情に対応できるシステムだ。
「中国市場は需要動向が読みづらいのが大きな特徴だ。ある製品ニーズが突然急激に拡大し、生産が追いつかず販売ロスに陥るケースが後を絶たない。当社では、『Asprova』の需要予測よる緊急オーダーなどへの対応力強化を勧めている。また、中国では部門間のコミュニケーションが希薄であるという特性があるが、『Asprova』により部門間の枠を超え、社員全員が生産計画を共有し、生産効率の向上に結びつけることが可能だ。さらに、当システムは中国語を含む15カ国語に対応しており、グローバルな生産活動を支援している。近年、中国、東南アジアを跨いだ最適地生産が進む中、『Asprova』の多言語対応の強みがさらに発揮されるだろうとみている」
――資材の内部調達率拡大に伴う課題解決にもメリットがある。
「現在、日系企業の中国生産における一番の悩みが資材調達といえる。工場も人も用意したものの、肝心のモノが確保できずに、せっかくの商機を逃してしまうケースが多い。今後、内陸市場の成長で内販が一段と進めば、資材の現地調達率はさらに拡大する。『Asprova』の活用により、長期、中期、短期の生産計画を明確に提示することで資材購買先と強固な信頼関係を構築し、資材調達をより確実に行える」
――日系企業のみならず中国企業からの引き合いが増えている。
「今年は中国企業からの受注が大きく伸びた。これは、中国メーカーがスケジューリングシステムの導入期に差し掛かったからではないかとみている。当初、中国企業のクライアントには旗艦工場に導入していただいたが、その後傘下企業に放射線状に導入が進み、多くの受注に結びついた。市場のパイが大きい中国系向けの拡販に今後も取り組んでいく」
生産計画を見える化し共有する生産スケジューラ「Asprova」
「日本で今年6月にリリースしたSCM最適化システム『As pr ova SCM』を、先々に中国でも浸透させていきたい。工場内の生産管理の最適化が達成されれば、工場から販売会社への連携など、点から線への最適化を進める必要がでてくる。特に中国は国土が広く、地域別の交通インフラに大きな違いが見られ、物流の最適化が大きな課題であり、これらの物流改善にも貢献していきたい」