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生産計画

seisan_zu.gif 業務内容:製造企業における生産計画には一般に長期のものと短期のものがある。前者は経済情勢や景気動向などを考慮した設備計画や新製品開発計画、雇用政策などがこれに当たる。生産管理システムで扱う生産計画は、通常、半年から1年の短期計画が対象となる。これは、普通業務部の計画課とか管理課が担当して作成する。生産計画の立案は、販売部門から提出された販売計画を基に、製造能力、新製品発売時期などを考慮して調整し、生産計画を立案する。
問題点:生産計画には、次のような問題点がある。
1 販売計画の提示が遅過ぎる。このことで、生産との十分な調整ができないままに製造活動が開始される。
2 短納期が多く、納期が明確になっていなかったり、遅れて設定されたりするため、計画作業の手もどりや、納期割れが多発する。
3 工場生産能力の考慮が不十分なため、生産計画の信頼性が低い。
4 緊急や飛び込み、それに特急が多過ぎる。このため、計画変更がついていけず現場の混乱を招く。
5 主要な部材の在庫の精度が悪く、またその確認に手間どるため、追加注文、飛び込みへの対応がとれない。
6 計画の変更が多く、生産数量、納期、仕様の変更を関連部門にそのたびに通知できない。
機能:販売から渡された受注オーダーや需要予測を基につくられた見込オーダーにより、製品レベルの生産日程が作成され、維持される。この生産日程は、ボトルネックとなる工程が登録されている製品負荷により、製品生産に対するラフな生産能力計画を行い、負荷オーバーした製品生産の調整をして、生産日程を作成する。


出典:JIT経営研究所 平野裕之著

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