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品質管理

hinshitsu_zu.gif 業務内容:製造担当者は、よりよい品質をそなえたものを、より経済的に、どのようにしたらつくれるかを絶えず考え続けている。そしてこのことが、とりも直さず製造企業の大きなねらいにもなっている。
品質は、大きく市場品質、設計品質(ねらいの品質)、製造品質(でき映えの品質)の3つに分けることができる。このうち製造部門で特に管理を必要とする品質は製造品質であり、設計品質どおりのものを経済的につくるための活動を行う。規模の小さな企業では、品質管理業務の専任担当者は余り見られない。職長や工場長が品質管理業務を兼務しているのが一般的である。一方中規模以上の企業では、検査係が品質管理業務を兼ねたり、また品質管理課として位置付けている場合もある。いずれにしても、製造品質の管理を担当する部門の人数は、他部門に比べて少ない。この少人数でまず、品質管理に関する社内規格を確立し、測定検査や管理図作成の日常業務を生産現場の実際の業務の中に織り込んで実施する。また、品質管理担当者はこのような業務の管理や教育・訓練それに指導なども行う。
問題点:品質管理には、次のような問題点がある。
1 品質に対する意識が低く、ある程度の不良はよしとする考え方が強い。
2 製品の品質にムラがあり、不良が多発する。しかし、その原因も分からずまた分析の方法も知らない。
3 顧客からの不良製品に対するクレームは多く、その対応が小手先的である。
4 納入に関し、品質面で業者とのトラブルが多い。
機能:工程検査結果を基に、製造工程を統計的管理状態に保つために必要な管理図を作成する。管理図作成は、内作品についての工程検査結果および最終検査結果を受けて、x-R管理図やP管理図などを作成する。
また、受入や工程などの検査結果により、品目別、工程別、不良項目別の欠陥分析を行い、各種の品質分析表を作成する。さらに、工場として受け付けたクレームの情報を使って、製品別、顧客別、クレーム内容別の分析表を作成する。


MRPひとロメモ

〔設問1〕 ある製品の製造計画に対応した資材所要量計画(MRP)の編成に必要な情報を5項目あげ、その内容を簡単に説明せよ。
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これは何だかわかりますか?何かテストのようでもありますが。
ズバリ。その通りです。これは、昭和57年度中小企業診断士の1次試験"資材および購買管理"で出題された問題です。中小企業のコンサルタントになるには、どうもMRPは必須項目になってきました。
このことから見ても、MRPが中小企業にかなり普及してきたことが分かります。MRPもようやく中小企業の中で市民権を得たといえましょう。
近年、MRPが中小企業にかなりの勢いで浸透した最大の理由として"コンピュータ技術の革新"があります。この中心をなしているのは半導体の進歩で、これ には、"半導体倍増の理論"という言い方があります。これは、1個のLSIに入っているトランジスタの集積度が毎年、倍々で増え続けていることを表わして います。今では、1個の超LSIの中に100万個のトランジスタ機能が集積されています。
このことで、コンピュータの相対価格はどんどん下がり、中小企業でも比較的コンピュータの導入が容易になってきました。そしてこの動きは、産業ロボット分野、オフィス分野などにますます広がっています。


出典:JIT経営研究所 平野裕之著

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