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定量発注法

Fixed Size Ordering System 発注点手法

統計的在庫管理手法の代表的なもので、在庫が発注点に達した時に発注することから、一般には発注点手法などとも呼ばれている。
定量発注法は需要に対し、次のような特徴をもっている。
●個々の品目の需要に関連性はなく、各々独立して管理される。
●需要は継続的で、季節変動の少ないもの。
●比較的頻繁に出庫される。
●消費の割合はほぼ一定で、その需要は平均値付近で変動している。
●在庫はやや多くなる。
このようなことからこの発注法は、需要が安定していて、比較的安価な品目、すなわち、B品目とかC品目でかつ独立需要品目の在庫管理に向いている。

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定量発注法のしくみは、基準在庫量の最大と最小とを定、在庫が徐々に減少して、発注点(ROP:Reorder Pointまたは略してOPなどという)に到達した時に、経済発注量(EOQ:Economic Order Quantity)で注文する。
発注点の設定方法は、次の手順で行う。
①各品目の消費実績を決める。
②経済発注量(EOQ)を決める。
③品目別に購買業者を決め、購買リードタイムを決める。
④需要の変動、納期のバラツキ、品切損失などを考慮して安全在庫を決める。
⑤安全在庫量に購買リードタイム内での消費量を加えて発注点を決める。


関連用語: 在庫管理手法


出典:JIT経営研究所 平野裕之著

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