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みなし入出庫

自動入出庫

入出庫は、伝票を使うやり方と使わないやり方に分けられる。一般に前者は実入出庫といい、後者はみなし入出庫とか自動入出庫と呼ばれている。みなし入出庫は、入出庫伝票を使わないが、あたかも使ったとみなして処理する方法で、伝票を使うやり方の簡便法である。部品や材料を払出してから上位品目や製品ができるまでのリードタイムが比較的短い場合に適用可能となる。
この方法は、みなし入庫とみなし出庫に分けられる。みなし入庫は、実績報告により入庫したとみなすやり方である。たとえば、購買品であれば、納入され検収されたならば、検収イコール入庫とみなして在庫に加算する。また、内作品であれば、製造報告表での完成数量を入庫とみなす。
みなし出庫の場合も同じである。上位品目の完成数量を基に、下位品目が、それに必要な量だけ出庫され、使われたとみなして在庫から引き落とす。たとえば、図の製造報告表の製品Zの完成数量10個を基に、品目Zは10個が入庫されたとみなし、品目aとbは部品表を使って所要量10個と20個が各々算出され、あたかもその数量が出庫されたとみなして処理する。
 

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反意語: 実入出庫

出典:JIT経営研究所 平野裕之著

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