Asprovaの活用例
スループット増大の手法 ・・・ TOCで言うボトルネック中心のスケジューリングとは
TOC(Theory of Constraints : 制約理論)においては、ボトルネック資源を先に割付けることによって、ボトルネック資源の稼働率を最大にすることが、工場全体のスループットを向上することになるといいますが具体的にどのように行えるのですか?
TOCは、アメリカ製造業の復活の原動力となったとまで言われている理論です。TOCではボルトネック(制約)に着目し、最大のボトルネックを改善すれば、利益が大きくなることを説いています。 下図では、マシン2がボトルネック資源です。スケジューリングの順序としては、まず、マシン2を割付けます。次に、マシン2の前工程をバックワードに割付け、マシン2の後工程をフォワードに割付けます。
これにより、以下の3つの効果を狙います。
- ボトルネック資源の稼働率を向上させ、工場全体のスループットを最大にする。
- 先頭工程の着手をマシン2に同期させ、結果として、早すぎる着手のために、マシン2の手前で仕掛在庫が過剰になるのを防ぐ。
- ボトルネック工程の後工程をスムーズに流し、仕掛品在庫を削減する。
Asprovaでは、計画パラメータの設定によりTOCでいう、ボトルネック中心のスケジューリングを簡単に設定できます。