オーダクラスに文字列型のプロパティを新規に追加し、仮想プロパティ式に

 ME.Child[0].Bom.Proc ※ ME はオーダ

と設定すればよいでしょう。配列値に”0″を渡すと最後の要素が取得できますので、
最後の子供、すなわち、最終工程の作業、という意味になります。

この方法は、自分の子供(つまり作業)からマスタ作業を取得し、
そこから工程を取得していますが、これだとオーダ展開していない場合に対応できません。
オーダ展開していない状態でも最終工程コードを取得したいという場合は、

 IF(FValid(ME.Child[0]),ME.Child[0].Bom.Proc,ME.Item.Child[0].Proc)

とすればよいでしょう。これは、訳しますと、
 もし子供(作業)が存在すれば、作業→マスタ作業→工程と取得し、
 作業がなければ品目→マスタ作業(子供)→工程と取得せよ
という意味です。こうすることで、オーダ展開する前でも後でも最終工程を取得できます。

それではなぜ最初から、

 ME.Item.Child[0].Proc

としないのか、というご意見もあるかと思いますが、これでもたいていの場合はよいのですが、
これだと工程セレクタが存在するときに、採用された工程セレクタの最終工程を取得することが
出来ません。また、オーダ展開用品目というプロパティを使って、オーダ展開に用いる品目を
指定する機能も存在するのですが、その場合にも対応できません。ですので、
採用された工程セレクタの最終工程を取得するには、やはり作業からマスタ作業を
取得しなければいけません。