弊社がまだ設立間もないころ(1995年ごろ)、私(高橋)がサポートしたある自動車部品メーカー様では、需要が多い時にAsprovaを導入しました。稼動開始後、私が「仕事が忙しい時に、生産スケジューラーを導入するとかなり効果がありますね。」というと、そこの課長さんは「忙しい時は別にいいんだよ。これから需要が下がった時が問題なんだ。仕事が減って来ても、現場の人たちは忙しいふりをしがちなんだ。そういうときに、Asprovaがあれば、ヒマだというのが誰にでも説明つくから、そんなときには製造現場で忙しいふりしてないで、掃除でもしていたほうがよっぽどましなんだね。」とおっしゃりました。私は「この課長はするどい」と思いました。今は、その後、トヨタ生産方式に関する書籍が多くでるようになってきて、その課長が言っていたのは、まさに、トヨタ生産方式で言っていることの1つだった、ということが分かりました。その会社はトヨタ系ではなかったので、再度「その課長はするどい」と感じたのです。

このように、お客様から教わったのですが、需要が下がってきた時にも、Asprovaは役に立つのです。”