実績を収集するには、バーコードリーダー、ハンディターミナル、Asprova MESへの入力、生産指示書への手書きなど、多くの手段があります。実績収集手段を選択する時の重要なポイントは

 1 実績をなるべく即時に収集すること
  即時収集すれば、作業の開始日時や終了日時が間違いなく自動的に取れます。(入力した時の日時をそのまま使えます。)それに対して、実績を後から入力した場合は、開始日時や終了日時を入力が間違って入力される可能性が高くなり、実績の精度が大きく下がります。

 2 入力の手間を最小限にすること
  実績入力に手間がかかると、毎日毎日多くの人間の時間を無駄にするばかりではなく、入力ミスが多くなったり、新しい運用方法に対して作業者の協力を充分に得られない原因となることがあります。

上記の基準に従って、以下の実績収集手段をお勧めします:
 1 作業指示表示のために各職場にPCを置いている場合は、PCにバーコードリーダーを設置して、随時にPCから実績を入力します。
 2 PCが職場から離れている場合は、ハンディターミナルを使って実績を入力します。

両方の場合、以下の項目はバーコードによって読み取ります:
 1 作業コード(オーダーコード+工程コード)
 2 設備コード
 3 作業員コード
 4 ステータス(開始/中断/再開/完了/段取り開始など)

日時は現在の日時を使用できます。手入力が必要なのは、原則として数量のみとなります。なお、設備によっては実績を自動的に設備から吸い上げることも可能です。