作業実績の確実な収集がスケジューリングシステムを有効に活用する上で、とても重要な役割を果たします。そのため、実績を収集する仕組みができていない場合や、手書きに頼っているため精度が低い場合は、Asprovaを導入すると同時に実績収集システムの導入やグレードアップをお勧めします。

実績収集システムを先に導入してからAsprovaの導入を検討するパターンもありですが、精度の高いスケジューリングシステムが導入されていないと実績を収集するメリットが半減してしまいます。正確な実績を入力する理由がはっきりしないと、作業者が実績を入力しなかったり、間違った実績を入力しがちになります。できれば、両方のシステムの導入を並行に進めて、Asprovaのテスト稼動を始める2週間くらい前から実績収集システムの稼動を開始することが理想です。その場合は、その2週間で集めた実績を基に設備能力を自動的に計算しなおしたり、早速計算しなおした能力値時を基にAsprova上でスケジュールしてみたりすることによって、マスタデータの整備や実績収集の間違い発見を効率よくできます。