導入失敗の原因

●無理な目標設定
 理想を追いすぎて、大きく複雑なシステム化を推進すると、期限どおりに稼動できないということが起こりがちです。目標は、現状と理想の中間くらいで設定する事がお勧めです。途中で目標を変更するのもダメです。

●検討不足
 当社はできるだけ、プロトタイプをつくり、目標が達成可能か見極めてからの導入をお勧めします。安易に総論賛成で導入したすると、運用直前になり現場部門から「もう少しxxでないと使えない」など様々な要望が出て来て大変なことになります。

●プロジェクトのリーダシップ不足
 プロジェクトは、通常プロジェクト責任者1名、 生産管理担当者1名以上、システム管理者1名以上の計3名以上のプロジェクトチーム になります。こういう体制がとれず、担当が 1人でやっているようでは無理があります。せっかく計画ができてもそれを現場が使ってくれないこともあります。プロジェクト責任者に社長や工場長になっていただき、関係者全員の協力が得られれば、難しいプロジェクトではありません。むしろ、簡単なプロジェクトです。